
すべての始まりは「ラジオNIKKEI」
すべての始まりは、たまたま聴いていたラジオNIKKEIでした。 ゲスト出演されていた渡部清二氏が語る言葉の深さ、四季報や市場データに対する圧倒的な知識量と情熱に、一瞬で引き込まれてしまったのです。
「この人の視点をもっと深く知りたい!」
そう思い、ラジオをきっかけにすぐに以下の2冊の著書を手に取りました。
- 『10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート』
- 『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』
渡部清二氏の手法を参考に「自分流の指数ノート」を実践
渡部氏は日経新聞などから必要な数字を拾い上げ、以下のような項目で「指数ノート」を記録されています。
渡部氏の指数ノート項目: 日経平均株価終値、出来高、TOPIX終値、マザーズ指数(現・東証グロース250)、10年国債金利、NYダウ平均株価終値、S&P500終値、NASDAQ指数終値、米国10年金利、NY為替、WTI原油
私はこの手法を参考に、自分の投資スタイルに合わせてアレンジした項目を毎日Excelに入力してチェックを始めました。
私がExcelで追跡している指数(18項目): 日経平均終値 / NYダウ終値 / VIX(恐怖指数) / ドル円 / JP国債金利 / 米国債10年金利 / NASDAQ終値 / WTI原油 / NY金先物 / TOPIX終値 / JPX日経400 / JPXプライム150 / 東証G250 / 日経PER / 日経PBR / 東証空売り比率% / 東証信用取引倍率 / コメント(気づき)
この地道な入力作業を続けていると、明らかに数値が偏っている場面や、市場の「違和感」に気づく瞬間があります。 その時こそが、打席に立ってバッターボックスに入る時(スイングするか、見逃すか)なのかもしれないと感じています。
渡部氏は本書の中でこう語っています。
「株式投資は森羅万象を織り込むという観点から、様々な情報を極力取り入れることが大切。物事に絶対はないので、偏った見方をしないこと。」
日々多様な指数を網羅的に観察することは、この「偏らない視点」を養うための最高のトレーニングになっています。
3. 転換点を見つける「サイクル」と「日経新聞の読み方」
相場の転換点を捉えるためには、景気や時代のサイクルを知ることも非常に参考になります。
■ 5つの景気循環サイクル
- キチンサイクル: 景気循環 3~4年前後
- シュグラーサイクル: 景気循環 10年前後
- クズネッツサイクル: 景気循環 20年前後
- コンドラチェフサイクル: 景気循環 50年前後
- ヘゲモニーサイクル: 100年
さらに面白いのが、日本独自の「金座・米座」という20年サイクルです。
- 1929~1949年(金座): 世界恐慌、第二次世界大戦勃発
- 1953~1973年(米座): 戦後復興の時代
- 1973~1993年(金座): バブル景気時代
- 1993~2013年(米座): 戦争のない失われた時代
- 2013~2033年(金座): 激動の経済時代(←今ココ!)
現在は「金座」の激動期にあたり、まさに大きな変化の渦中にいることが分かります。
■ 日経新聞で「変化」をつかむキーワード
渡部氏は、日経新聞の記事から変化をつかむための「キーワード」を挙げています。
- 「ぶり」(〇年ぶり、〇期ぶり)
- 「年」(〇〇年以来)
- 「初」(史上初、世界初、業界初)
- 「最」(最高、最低、最長、最多、最大)
- 「新」(更新、新技術、新たな取り組み)
- 「発」(発見、発明、発表、日本発)
- 「脱」(脱〇〇、脱退)
- 「改」(改革、改正)
記事を正しく理解し、マーケットと関連付けて景気の動向を探る——。言葉で言うのは簡単ですが、経験と知識が必要な大変な作業です。だからこそ、毎日の地道な指数チェックと新聞の確認を愚直に続けていくことが重要なのだと実感します。
(※余談ですが、最近はメディアでこういった強力なキーワードが多用されすぎていて、少し感覚が麻痺しそうになりますよね…笑)
4. 株は連想ゲーム。自分の課題(早すぎるエントリー)と「半歩先」
渡部氏は「株は連想ゲームだ」とも言います。
- 世の中の変化を察知する
- 「次に誰が儲かるのか?」を連想する
- 「半歩先」を連想する
個別株においては「成長性を見極めること」「買いは分散すること」「決算発表直後の動きを見ること」などが鉄則として挙げられています。
ここで私自身、大きな気づきがありました。 渡部氏の言う「半歩先」という感覚。
私の投資傾向を振り返ると、「先を読み過ぎてしまっている」のかもしれないということです。 先の先を読みすぎるがゆえに、エントリー(買い)のタイミングが早すぎてしまい、結果として苦しいナンピンを重ねる羽目になっていたのではないか…と。
もしこの2冊の内容を忠実に守り、「半歩先」の絶妙なタイミングで打席に立つことができれば、投資の成果は劇的に変わるはずです。
5. まとめ:いつか「日の目を見る」その日を夢見て
ラジオNIKKEIでの偶然の出会いから始まり、手にした2冊の書籍。 間違いなく、これらは私の投資経験と価値観に最も強い影響を与えてくれたバイブルです。
毎日Excelに向き合い、18項目の指数を一つひとつ入力していく作業は地道そのものです。 しかし、渡部清二氏の教えを胸にこの観察を続けていけば、いつか相場の大きな転換点を捉え、自分の分析が大きく「日の目を見る」ときが来ると信じています。

▼今回ご紹介した渡部清二氏のバイブルはこちら
■ 1日5分の指数データチェック・実践法を学びたい方へ
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